RPGゲームも手掛けていた

■スポーツゲームや格闘ゲームだけではない

梶原吉広が提供していたソーシャルゲームは、大乱闘シリーズなどの格闘ゲームや、野球を中心としたスポーツゲームが多くなっています。
しかし、梶原吉広が手掛けていたゲームはこれだけではありません。
実は本格的なロールプレーイングゲームも手掛けていたのです。
そのゲームというのはスカイロックです。
スカイロックは王道RPGとも呼ばれており、梶原吉広以外にも有名人がたくさん協力をしています。
例えば有名な脚本家である渡辺雄介、キャラクターデザインは幹大樹という人が担当しているのです。
さらにスターオーシャンシリーズの音楽を担当していた桜庭統がスカイロックの音楽を担当しています。
梶原吉広はスカイロックの宣伝にも力を入れており、コマーシャルには本田翼を起用したことで、多くの人から注目されたのです。

■スカイロックが人気の理由

たくさんのヒットソーシャルゲームを世に送り出した梶原吉広ですが、スカイロックも高い人気を誇っていました。
なぜスカイロックが人気だったのかというと、本田翼のような人気芸能人を起用して宣伝をしていたこともあるでしょう。
しかし、いくら人気の高い芸能人を起用して宣伝をしても、内容が面白くなければすぐに人気は廃れてしまいます。
ずっと人気が高かったのは、王道のファンタジーRPGという数多くの人気作品を生み出しているジャンルを選択したことや、基本無料でプレイができるという点が大きいと言えるでしょう。
ソーシャルゲームは手軽な面も人気ですが、無料でも最後までプレイできる作品が多いことも人気の理由です。
他にもRPG初心でも楽しめる比較的簡単でシンプルな内容だったことも挙げられるでしょう。

■力を入れているゲームシステム

梶原吉広が手掛けた王道RPGゲームのスカイロックは、ゲームシステムにも力を入れています。
魔物が700体以上出現するので、毎回同じ魔物とばかり出会うこともありません。
クエストをこなすことでどんどんとストーリーも進展していきますし、進むルートも1つではないのです。
自由度も高くなっていますし、中には少々難しいクエストもあるので、初めてゲームをする人だけではなく、RPGが得意でやりこんでいる人でも楽しめる作りになっています。
いろいろな人が楽しめるように梶原吉広が制作をしたことで、多くのファンを獲得し、人気ゲームの仲間入りをしたのです。
他にも梶原吉広が手掛けたゲームはたくさんありますが、たくさんのヒット作を生み出しているのは、一定の層だけではなく多くの人が楽しめるゲームになっているからでしょう。

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大乱闘シリーズを提供していた会社

■スマッシュブラザーズではない

梶原吉広が設立した株式会社gloopsでは、どのようなソーシャルゲームが作られていたのかというと、大乱闘シリーズになります。
大乱闘シリーズというと、大乱闘スマッシュブラザーズを思い浮かべる人も多いでしょうが、全くの別物です。
大乱闘スマッシュブラザーズは別のゲーム会社が販売しているのですが、梶原吉広率いる株式会社gloopsで作っていた大乱闘シリーズというのは、大乱闘ギルドバトルや大激闘戦国バトルといった作品になります。
必ずタイトルの最初に大乱闘と付けているわけではなく、大熱狂や大集結といったユニークなタイトルが付けられていたのも特徴です。
ちなみに大熱狂と付けられている作品は他のタイトルよりも多いことから、大熱狂シリーズと分けられることもあります。

■運営期間はどれぐらいあったのか

ソーシャルゲームは、テレビゲームのようにソフトを購入していつまでも遊べるという物ではありません。
現在主流となっているアプリゲームとも少し異なっているのですが、アプリゲームの場合にはダウンロードをして遊ぶようになります。
それに対してソーシャルゲームの場合には、ブラウザ上で遊ぶことができるゲームであるため、かなり気軽に利用できるのが強みです。
ここに目を付けた梶原吉広が、いろいろなSNSで提供していました。
ブラウザゲームなので、運営期間というのが存在しているのですが、どれぐらいの運営期間があったのかを見てみると、長いものであれば7年や8年前後、短いものであれば1年から2年程度となっています。
やはり人気によってどれだけ長く運営しているのかが変わってくるので、多く遊ばれていたソーシャルゲームは、それだけ長い期間運営していることが多いのです。

■バトル中心のゲームが多い

梶原吉広は株式会社gloopsという名前に改める前後の年に、多くのソーシャルゲームが開発され、世に送り出されています。
メインのゲームはバトルゲームとなっていることから、大乱闘や大激戦と言ったタイトルの物が多かったようです。
梶原吉広が会社を立ち上げて、すぐにソーシャルゲームがたくさん作られたわけではありません。
梶原吉広が会社を作ったのは2005年であり、初めて梶原吉広がソーシャルゲームを世に送り出したのは2009年になります。
4年の歳月がかかっていることでも、梶原吉広をはじめとした株式会社gloopsの社員がかなり苦労していることがわかるでしょう。
大乱闘シリーズもたくさん運営をしており、SNSで気軽に楽しめる物が多くありました。

野球ファンとしても知られている

■実際の野球チームのスポンサーにもなっていた

梶原吉広はスポーツの中でも特に野球が好きで、高校野球の応援にも力を入れています。
しかし、プロ野球もかなり好きで、株式会社gloopsの運営をしていたころには、プロ野球チームのスポンサーになったこともあるのです。
スポンサーになったチームというのは、以前オリックスと近鉄に分かれていたチームが合併し、現在ではオリックスバッファローズという名前で野球をしているチームです。
そしてもう1つは、オリックスと近鉄の合併で新たに参入した東北楽天ゴールデンイーグルスになります。
オリックスとは広告スポンサー契約を結び、楽天とはオフィシャルスポンサー契約を結んでいます。
日本だけには留まらず、大リーグのチームとして知られているテキサスレンジャーズともパートナーシップ契約を結んでいたようです。

■とことん野球応援プロジェクト

野球が好きなことでも知られている梶原吉広は、実際のプロ野球チームともスポンサー契約を結んでいたと前項で紹介しました。
普通にスポンサー契約を結んでいるだけなら、ビジネスのためである可能性も十分あります。
しかし、梶原吉広はただスポンサー契約を結んでいただけではありません。
2012年に行われたMLB開幕戦で、梶原吉広はとことん野球応援プロジェクトというプロジェクトを展開したのです。
これによって冠スポンサーとなったのですが、このようなプロジェクトまで行うのは、やはり梶原吉広が野球好きだったからでしょう。
このときのMLB開幕戦は、札幌ドームで行われたことにより、梶原吉広は札幌市から感謝状が贈られています。
さらに日本のプロ野球選手が大リーグに挑戦するのは、当時梶原吉広が海外展開を目指していたこともあり、似たような姿勢で通じる物があるとコメントしています。
野球をあまり見ない人や、あまり興味を持っていない人にも親しみを持ってもらうために始めたプロジェクトなので、やはり野球が好きであることに間違いはないでしょう。

■早くから大谷翔平に注目をしていた

野球が好きなら応援している選手がいて当たり前ですが、梶原吉広にも応援している選手がいるのです。
それが二刀流で知られている大谷翔平です。
梶原吉広はまだ大谷翔平がプロ野球選手になる前から注目していました。
プロ野球選手になる前から、梶原吉広はこの選手は大物になると確信していたと言います。
大谷翔平は現在メジャーリーグで活躍をしているので、梶原吉広には人を見る目が備わっていたということになります。

渋谷クエストとはどんなゲームなのか

■渋谷を舞台にしたRPGゲーム

株式会社gloopsを設立した梶原吉広が最初に世に送り出したソーシャルゲームは、渋谷クエストという名前です。
クエストというのは、RPGゲームではよく見かける定番の名前になっており、渋谷という名前が付けられていることから、渋谷を舞台にしたゲームとなっています。
梶原吉広は、最初REALという携帯電話向けのSNSを運営するのですが、このREALで提供されていたゲームになります。
最近はアプリをダウンロードすることや、ブラウザ上で簡単にゲームが楽しめることから、年代に関係なくゲームを楽しむ人がいます。
しかし、どちらかというと若い人が楽しむことが多いので、若者の街の代表と言っても過言ではない上に、東京に住んでいなくても知っているぐらい有名な渋谷を舞台にしたのです。
ちなみに梶原吉広が設立した株式会社gloopsが渋谷に近かったのも、渋谷を舞台にした理由となっているようです。

■どのような流れのゲームなのか

梶原吉広によって最初に送り出されたソーシャルゲームの渋谷クエストですが、基本的な流れは敵を倒しながら宝物を奪い返すという内容になっているそう。
いろいろなステージが用意されているのも特徴で、ステージごとに様々な宝物が用意されています。
このステージの名前が渋谷駅周辺にある物となっているのです。
例えばセンター街、109前、ハチ公などがありますが、誰でも知っているぐらい有名なのが特徴でしょう。
敵と戦う方法も、一般的なRPGと一緒なので、違和感なくプレイができます。
たたかうコマンドやじゅもんコマンドを使って敵にダメージを与えていくのが定番ですが、道具を使って戦闘を有利にすることもできます。
どうしても倒せない敵や、ダメージを負っていて倒すのが難しい場合には、にげるというコマンドを選択するのも基本中の基本です。

■提供開始から人気が出たゲーム

RPGは好きな人が多いジャンルですし、梶原吉広が言っているように、多くの人が知っている街を舞台に選んだことで、親しみやすいゲームになったと言えるでしょう。
自分が知っている街や、よく訪れる街を舞台にしたゲームが出たら、やってみたい、見てみたいと思う人が多いことを知って、梶原吉広は渋谷を舞台に選んだのではないでしょうか。
梶原吉広は、配信後に2日で10万人を超えるユーザーが登録したと発言していることから、当時の人気ぶりがうかがえます。
ソーシャルゲームのいいところは、後からでもバージョンアップできるところでしょう。
梶原吉広も随時更新していくと言っていたため、ソーシャルゲームのメリットをしっかりと活かしていたようです。

SNSの中では古参となるREAL

■2008年に誕生したREAL

現在SNSと言って思い浮かぶのは、TwitterやFacebook、Instagramなどでしょう。
しかし、これらが登場する以前にも、いくつかSNSが存在していたのです。
その1つがREALであり、株式会社gloopsの設立者である梶原吉広によって運営が開始されました。
当時はまだスマートフォンが主流ではなかったので、梶原吉広はガラケーと呼ばれている携帯電話向けのSNSでの開発を行っていました。
そんなREALで最初に登場したソーシャルゲームが渋谷クエストという渋谷の街を模した内容のRPGになります。

■REALが登場したときのSNS事情

梶原吉広によって誕生したREALというSNSですが、梶原吉広が設立した株式会社gloopsから、渋谷クエストというゲームが遊べるようになりました。
この渋谷クエストは高い人気を誇っており、2日間で10万人以上の人が利用するという盛況ぶりでした。
それだけREALも人気が高かったことがわかるでしょう。
しかし、このころの主力だったSNSと言えば、ミクシィを思い浮かべる人も多いと思います。
ミクシィは現在でこそTwitterやInstagram、Facebookなどの陰に隠れて利用者数も減少していますが、当時は日本でトップクラスのSNSだったのです。
この当時も梶原吉広が広めたREAL以外に、たくさんのSNSがありました。
中にはあまり名前が知られていなかった種類も多いのですが、REALは人気が高い方に分類されていたと言えるでしょう。
だからこそ渋谷クエストが高い人気を誇っており、たくさんの人が遊んでいたのです。

■途中から他の人気SNSにも参入した

梶原吉広は最初からずっとREALだけでソーシャルゲームの提供を行っていたわけではありません。
梶原吉広が他のSNSに参入したのは、最初のソーシャルゲームである渋谷クエストを提供したすぐ後のことです。
当時はかなり人気の高かったミクシィをはじめとして、現在ソーシャルゲームの提供を行っているSNSの定番となっているFacebookでも提供を始めました。
他にもREALと同じ時期にはかなり知名度が高かったモバゲータウンでも提供を始めるなど、かなり幅広くソーシャルゲームの展開を行ってきたのです。
たくさんのSNSでソーシャルゲームの提供を行ったことも、梶原吉広が世に送り出した大乱闘シリーズや大熱狂シリーズの人気に繋がったと言えるでしょう。
格闘ゲームが中心でしたが、大乱闘シリーズや大熱狂シリーズは、梶原吉広が運営を行っていたREALではなく、他のSNSで提供され、人気の作品となっていったのです。
ちなみに2011年11月には、株式会社gloopsが提供しているソーシャルゲームの会員数が1000万人を超えました。