■2008年に誕生したREAL
現在SNSと言って思い浮かぶのは、TwitterやFacebook、Instagramなどでしょう。
しかし、これらが登場する以前にも、いくつかSNSが存在していたのです。
その1つがREALであり、株式会社gloopsの設立者である梶原吉広によって運営が開始されました。
当時はまだスマートフォンが主流ではなかったので、梶原吉広はガラケーと呼ばれている携帯電話向けのSNSでの開発を行っていました。
そんなREALで最初に登場したソーシャルゲームが渋谷クエストという渋谷の街を模した内容のRPGになります。
■REALが登場したときのSNS事情
梶原吉広によって誕生したREALというSNSですが、梶原吉広が設立した株式会社gloopsから、渋谷クエストというゲームが遊べるようになりました。
この渋谷クエストは高い人気を誇っており、2日間で10万人以上の人が利用するという盛況ぶりでした。
それだけREALも人気が高かったことがわかるでしょう。
しかし、このころの主力だったSNSと言えば、ミクシィを思い浮かべる人も多いと思います。
ミクシィは現在でこそTwitterやInstagram、Facebookなどの陰に隠れて利用者数も減少していますが、当時は日本でトップクラスのSNSだったのです。
この当時も梶原吉広が広めたREAL以外に、たくさんのSNSがありました。
中にはあまり名前が知られていなかった種類も多いのですが、REALは人気が高い方に分類されていたと言えるでしょう。
だからこそ渋谷クエストが高い人気を誇っており、たくさんの人が遊んでいたのです。
■途中から他の人気SNSにも参入した
梶原吉広は最初からずっとREALだけでソーシャルゲームの提供を行っていたわけではありません。
梶原吉広が他のSNSに参入したのは、最初のソーシャルゲームである渋谷クエストを提供したすぐ後のことです。
当時はかなり人気の高かったミクシィをはじめとして、現在ソーシャルゲームの提供を行っているSNSの定番となっているFacebookでも提供を始めました。
他にもREALと同じ時期にはかなり知名度が高かったモバゲータウンでも提供を始めるなど、かなり幅広くソーシャルゲームの展開を行ってきたのです。
たくさんのSNSでソーシャルゲームの提供を行ったことも、梶原吉広が世に送り出した大乱闘シリーズや大熱狂シリーズの人気に繋がったと言えるでしょう。
格闘ゲームが中心でしたが、大乱闘シリーズや大熱狂シリーズは、梶原吉広が運営を行っていたREALではなく、他のSNSで提供され、人気の作品となっていったのです。
ちなみに2011年11月には、株式会社gloopsが提供しているソーシャルゲームの会員数が1000万人を超えました。